松型駆逐艦―簡易設計ながら生存性に秀でた戦時急造艦の奮戦 (〈歴史群像〉太平洋戦史シリーズ (43))



松型駆逐艦―簡易設計ながら生存性に秀でた戦時急造艦の奮戦 (〈歴史群像〉太平洋戦史シリーズ (43))
松型駆逐艦―簡易設計ながら生存性に秀でた戦時急造艦の奮戦 (〈歴史群像〉太平洋戦史シリーズ (43))

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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戦艦「大和」を褒める前に必ず読むべき一冊

太平洋戦争で足りなかったもののひとつに、船団護衛艦艇が挙げられる。だが、派手なイメージの強い「大和」などの大型艦と比べ、この種の艦艇は地味なためか出版物が少なく、その価値の大きさを知る人は少ない。そんな護衛艦艇について、松型駆逐艦を中心に、米英の護衛駆逐艦についても要所を押さえてまとめた名作である。
もし戦艦「大和」「武蔵」が建造されず、代わりに松型を戦前から建造していれば、松型だけでも100隻単位で短期間に建造できただろう。それがかなわず、整備等でも「大和」に邪魔され、「大和」特攻のときは貴重な燃料を持って行かれたうえ、対潜掃討の手間さえ煩わせた。そうした因縁を考えるに、本書は戦艦「大和」を褒める前に読むべき一冊といえる。
模型見るだけで買い

松型は戦争末期に現れ、しかも主に護衛駆逐艦として利用されたために
目立たないことおびただしく、あまり知られてもいないだろう。
でも、戦訓がかなり採用された合理的な艦として私は昔からこのクラスの駆逐艦が好きでした。
このクラスに内容を限った本というのは多分これが唯一にして最後ではないだろうか。
最初のカラーページに何年もかけて作成された模型が2点掲載されている。
この模型へこめられたこの艦への愛情だけでこの本は買いだと思う。
その他にも8センチ高角砲を主砲とした2等駆逐艦の写真や英米の護衛駆逐艦
の状況とか興味深い内容が一杯です。
このアイテムを取り上げてくれたことに感謝

日本の駆逐艦といえば特型、陽炎型、秋月型といった辺りが
メジャーで、松型あたりだと詳しい資料がなかなか見つけにくい。
簡易設計、秀でた量産性、それでいて装備は最新、機関の交互配置
や対空装備も充実といった、金と手間をかけてもいいところにだけ
金と手間のかかった、ある意味当時の日本海軍には珍しい合理性。

松型は個人的には好きなクラスであったが、なかなかまとまった
資料がなかったところにこの本。この本の発売予告を見たときから
期待していたが、中身もよかった。

大和や零戦に比べればマイナーな艦ですが、こういうマイナーな
存在から歴史を眺めると、また違ったものが見えたりする。
個人的にはシリーズ中、最高の部類の本だと思います。



学研
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